台北101|意匠と構造

台北101の概要

台北101
近くから撮影
意匠設計李祖原建築師事務所
構造設計永峻構造設計事務所
設備設計大陸設備設計事務所
発注者台北金融大楼股有限公司
施工熊谷組JV
竣工1999年
高さ508m、地上101階地下5階
構造S造、RC造、SRC造(CFT構造)
用途オフィス・商業
所在地台北市信義路五段7號
アクセス淡水信義線台北101/世貿駅直結

台北101HP

台北101の構造

台北101
TMD制振装置

風や地震への対策としてTMD(Tuned Mass Damper)制振装置が採用されています。TMDとは、建物の上層階に重りを設置して、揺れを抑える方法です。台北101では、88~92階に重さ650tの重り(マス)が設置されています。球の形をしたマスは、薄いプレートを現場で溶接することによって製作されました。マスはケーブルによって上から吊るされ、またダンパーによって下から支えられています。ダンパーで効率的にエネルギーを吸収することにより、風による揺れの不快感と地震による建物へのダメージを防いでいます。

台北101の構造の特徴としてCFT構造があります。CFT構造とは、鉄骨の柱の内部にコンクリートを充填することにより、圧縮に弱い鉄骨をコンクリートが支える工法です。CFT構造は比較的新しい工法で、特に高層ビルに採用されることが多いです。台北101では、地下5階から地上62階までCFT柱が採用されています。

台北101の外観

台北101
遠くから撮影

台北101の外観は、台湾で縁起が良いとされている竹がモチーフにされています。また中華圏で縁起が良いとされる「8」が用いられています。台北101は8つの節で構成され、1つ1つの節が8つのフロアで構成されています。低層部の円形のオブジェは、昔の通貨をイメージしたものであり、4つの面に設置されています。

その他の情報

台北101は、低層階が商業施設、高層部がオフィスとして利用されています。低層部にはアップルストアやスターバックスコーヒー、フードコートがあります。また渡り廊下によって、隣接するワールドトレードセンターに接続しています。高層部のオフィスは、環境に配慮した設計が評価されています。