梅田スカイビルの概要

梅田スカイビルは、再開発で生まれた新梅田シティの中心となるツインタワー。連結された高層建築物としては世界初。2つの棟を連結することで、2つの棟間の移動が容易になる他、耐震性能が向上するメリットがある。主にオフィス・貸し会議室が入居しており、建築主である積水ハウスが本社を置く。屋上庭園が一般に公開されている。
リフトアップ工法
2つのタワーを連結する空中庭園展望台を設置するために、リフトアップ工法が採用された。リフトアップ工法は、地上であらかじめ組み上げてから引き上げる工法で、工期を短縮し、安全に作業を行うことができる。梅田スカイビルでは、あらかじめ2つの棟を外側に反らせることで、リフトアップ後に反りが修正されるように施工された。梅田スカイビルの建設後、リフトアップ工法はドーム球場や工場の建設に採用されるようになった。
梅田スカイビルの設計

梅田スカイビルは当初3つの棟を連結する計画であったが、最終的な計画では、現在の2つの棟になった。将来的に3棟目を建設し、既存の2棟と連結することが可能な設計になっている。複数の棟を連結することで、複数の棟を容易に移動することができ、これによって空中都市のイメージを実現しようと考えたのではないだろうか。
梅田スカイビルのコンセプトは「自然との共存」。空中庭園展望台と敷地内の公開空地は、都市の中での、自然との共存を実現している。また外壁のカーテンウォールは、空や雲の様子を映し出し、高層建築の圧迫感を軽減している。
2つの棟を連結することは意匠的な意味だけでなく、構造的な意味がある。2つの棟を連結することにより、それぞれ独立している場合に比べて、地震に対して有利に働いている。
現在、JR大阪駅からは、連絡通路によってアクセスすることができる。今後うめきたエリアの再開発を迎えると、JR大阪駅・うめきたエリア・新梅田シティが一体となり、新たな人の流れが生まれることが考えられる。



