香川県庁舎東館の概要

香川県庁舎東館は、当時の県庁舎本館として、先進的な技術を取り入れて建てられた近代建築。現在では、警察本部や同じく丹下健三設計の県庁舎本館と廊下で接続されている。2019年に免震装置を設置する耐震化工事を済ませ、2022年には重要文化財に指定された。

香川県庁舎東館の特徴

香川県庁東館は、細い柱や縦に長く細い梁などの日本の伝統的な木造建築の特徴を、RC造で表現している点が評価されている。この特徴を保存するために、耐震化工事の際には、免震装置が採用された。また1階は執務室が配置されておらず、オープンスペースとして開放することにより、県民に開かれた庁舎を実現した。1階をピロティとして開放する方式は、香川県庁東館が建設された後、全国の市役所・県庁舎で採用される。
当時最先端の異形鉄筋や、主筋をガス圧接する技術などが採用された。これらの技術により、木造建築をイメージさせる細い柱を実現している。
香川県庁東館の特徴の1つとして、コアシステムの採用がある。コアシステムとは、建物の一部に耐力壁を集中的に配置することにより、柱や壁の無い広い空間を確保する方法。コアシステムの中でも、建物の中央にコア(エレベーターや階段・トイレなど)を配置する中央コア方式により、柱が無い執務空間を実現した。





