ハブアンドスポーク(Hub and Spork)とは

ハブアンドスポークとは、ハブ同士を結ぶ路線と、ハブと地方とを結ぶ路線を組み合わせる方法です。ハブとは、「結節点」や「中心」の意味です。飛行機の場合では、国際線が多く集まる羽田空港のような空港をハブ空港と言います。また物流の場合では、多くの路線が集まる流通センターや支店が、ハブの役割を担います。
ハブアンドスポークのメリット
ハブアンドスポークのメリットは、効率が良いことです。ポイントトゥポイントと比べると、少ない路線数で輸送できます。トラック輸送の場合では、ハブと地方とを結ぶ路線を小型トラックが担当し、ハブ同士を結ぶ路線を大型トラックが担当します。これによってドライバーとトラックの数を削減することができます。近年運輸業界では、従来のポイントトゥポイントからハブアンドスポークへ変化することによって、効率の良い運用を行う流れが出来つつあります。
ハブアンドスポークのデメリット
ハブアンドスポークのデメリットは、乗り換え・積み替えの手間が増えることです。飛行機の利用者は、乗り換えを避けますし、荷物の積み替えにはコストと時間が掛かります。
ポイントトゥポイント(Point to Point)とは

ポイントトゥポイントとは、ポイント同士をたくさんの路線で結ぶ方法です。すべての点を結ぶ必要は無く、また一つのポイントに集まる路線も様々です。
ポイントトゥポイントのメリット
ポイントトゥポイントのメリットは、乗り換えや荷物の積み替えの手間がかからないところです。飛行機が移動手段として一般的になった近年は、特にポイントトゥポイントが広まっています。また長距離を飛行できる中型機が生まれたことも、航空業界でポイントトゥポイントが普及した理由の一つです。長距離を飛行できる飛行機が大型機のみの時代では、ポイントトゥポイントは実現できませんでした。
運送業界では、従来からポイントトゥポイントの輸送が行われてきました。ポイントトゥポイントの方式では、途中に荷物を積み替えたり、他の荷物と混載することが無いため、荷主からは喜ばれます。
ポイントトゥポイントのデメリット
ポイントトゥポイントのデメリットは、路線の数が増えるところです。運送会社としては、たくさんの小型トラックを運用するコストがかかりますし、荷物を運んだ帰りは、復路の荷物を探すか、空荷で帰る必要があります。ポイントトゥポイントは、積載率を低下させる原因になっています。
航空業界では、乗り継ぎ便よりも直行便が好まれる一方で、需要の少ない路線を維持するコストがかかります。ポイントトゥポイント方式では、直行便を廃止すると他の路線を乗り継いで移動することは難しくなるため、需要の少ない路線でも維持する必要があります。


