猪熊源一郎現代美術館(MIMOCA)を紹介

猪熊源一郎現代美術館のファサード
発注丸亀市
設計谷口建築設計研究所(谷口吉生)
施工鹿島建設
構造SRC造、地下1階・地上3階
竣工1991年

猪熊源一郎現代美術館(MIMOCA)は、JR丸亀駅の目の前にある美術館です。丸亀市の図書館が併設されています。建物正面のオブジェと壁画、大きな屋根、屋上まで続く階段が特徴的な建築物です。また打ちっ放しのコンクリート壁がとてもきれいに施工されています。

美術館正面の大きな屋根

駅前広場の方向の大きな屋根が目を引きますが、南面(写真左側)に設けられた、小さな開口から差す日光も重要な役割があります。その他、両サイドの壁は、先端が細くなっていること、屋根が一段下がっていることなど、随所に意匠的なこだわりを感じます。

美術館正面の壁画

美術館正面の壁画です。壁画は、絵が印刷されたタイルを張り付けたもののようです。ここでも、写真奥に開口(スリット)が設けられています。”外”と”中”との中間にある空間に感じます。

階段

1階から屋上まで、一直線に階段が続いています。トップライトが設けられているため、とても明るい階段です。RC打ちっ放しの壁は、セパレーターの跡が揃っています。

RC打ちっ放しの壁

上の写真では、奥に通路が見えますが、これはエレベーターに繋がっています。そして下の写真のように、外に張り出すようにエレベーターが配置されています。

外壁と飛び出したエレベーター

上の写真(南面)は、図書館の正面玄関があります。美術館正面は、大きな屋根と階段が特徴的でしたが、図書館正面では、外壁の素材が工夫されているようです。飛び出したエレベーターがワンポイントになっています。(美術館正面があまりに特徴的なこともあり、図書館正面は、正面らしくないように感じてしまいました。)

猪熊源一郎の作品が展示されている常設展示室は、吹き抜けによる大空間と、日光を取り込むことにより、明るくて開放的な空間です。反対に企画展示室は、多くの美術館で見られる、白い箱の展示室です。

この美術館・図書館は、平面計画が面白いです。事務所や収蔵庫を含む建物全体のフロアマップが公開されているので、下のリンクからご覧ください。

アクセス

JR丸亀駅目の前