
台北101は高さ約508mの超高層建築です。施工は日本のゼネコンである熊谷組が担当しました。この記事では、台北101で採用された構法を2つ取り上げます。
CFT柱
台北101では、地下5階から地上62階までCFT柱が採用されています。CFT柱とは、鉄骨柱の中にコンクリートを充填する構法です。型枠を組む必要が無いため、工期短縮につながります。一方で、垂直荷重に強いことや、耐火性能など、SRC造に近い特性を得ることができます。特に台北101のような超高層建築では、小さな柱断面で大きな荷重に耐えられます。
TMD制震装置

TMD(Tuned Mass Damper)制振装置とは、超高層建築で採用される、風による揺れを軽減する装置です。主に風の対策として設置されていますが、地震が発生した際に、大きく揺れを減衰させたことがあります。台北101では、88~92階に重さ650tの重り(マス)が設置されています。マスは4つのワイヤーで吊るされており、現場で複数のプレートを溶接して作られました。マスの下部にはダンパーが設置されており、効率的にエネルギーを吸収して、不快感と建物へのダメージを防いでいます。


