変形係数E50は弾性係数
変形係数E50は、構造力学の弾性係数・ヤング係数と同じ役割です。まず構造力学の弾性係数・ヤング係数を見ていきましょう。次の図は鉄筋のひずみ・応力曲線です。

図の横軸にひずみε、縦軸に応力σをとると、グラフの傾きは弾性係数Eになります。式で表すとE=σ/εです。比例の式:y=axの”a”は、”yの増加分”÷”xの増加分”ですからσ÷εですね。ただしこの式が成り立つのは、ひずみと応力が比例関係の場合です。土質力学の場合では、比例関係にはならず、グラフは上に凸の曲線になります。

上のグラフの場合では、弾性係数Eの値が一定ではありません。そこで変形係数E50を採用します。

グラフの赤い線が変形係数E50です。変形係数E50の傾きは、応力ひずみ曲線と概ね同じ傾きになっています。土質力学では、基本的にこの変形係数E50を使用します。例えば乱さない試料(地盤から取り出したまま)と練り返した試料を比較すると、練り返した試料の方が変形係数E50は小さくなります。


